ヘリコプターペアレントという言葉が出てきてから久しいですが、ご存じですか??
Wikipediaによると、「ヘリコプターのように頭上をホバリングして子どもの生活のあらゆる側面を絶えず監視している様子から名付けられた」とのことです
以前の私はこの状態でした。そしてそれを「良いことだ」と思っているくらいの勢いだったかと思います・・
今、この「あらゆる側面を」まではいかずとも、無意識に、もしくは意識的に子供をコントロールしようとしていることがあり、自分でも嫌悪感を感じることがあります。
今日はそんな「子供をコントロールする」ことについて考えていきます。
どこまでが提案?どこからがコントロール?
一体どこからがコントロールになるのかな?
私はこんなことに気を付けています。
参考になれば嬉しい!
私の場合はこんな感じで線引きをしていますという内容をご紹介します。
なにか言いたいことがあった場合「お母さんはこう思うよ」と伝える
もしくは意見を求められたら「こっちのほうが私は良いと思う」「私ならこうする」という言い方をする。そのあとに「あなたはどう思う?」と聞いてみる
それ以降どうするかは子供に考えさせる。子供の行動を見守る。
子供に話をするときは「これは私の意見だよ~」ということを意識して伝えるほうが良いと思いながら話すことを出来る限り心がけています。
「こんなママでごめんね」のセリフに隠れていた私の本音
これよく言ってた!!怒った後、反省した自分・・必殺「こんなお母さんでほんとごめん」
子供たちが小学校中学年くらいまでは本当によく言っていました。
そしたら子供が「大丈夫だよ~お母さん~いいよ~」って言ってくれるんですよ・・
それでも「うう・・ごめんね。ありがとう・・」みたいな(笑)
今思うとかなり気持ち悪いのですが(笑)、あのときあのセリフを言いながら「こんな私を許してね!受け入れてね。こんなにも反省してるんだから、ね!!ね!!」とかなり気持ちを押し付けていました。
「いいよ」という言葉を言わせるための「こんな母でごめんね」攻撃。こわい。
この言葉を言うときはかなり許してねのコントロールがあってほぼ間違いないのではと思います。
言い過ぎたと思って、子供に謝るのはダメなの??
謝ることはもちろん大事!!
でも悲劇のヒロイン的に何度も言うのはちょっと・・嫌がられそうですね。
あなたの人生の後悔や成功体験を子供に押し付けていないか
「もっと勉強しておけばよかった」「大学受験もっと頑張ればよかった」「お母さんは4年生大学に進学して良かった」「大きな会社に就職できて良かった」
だから「あなたはもっと勉強して良い大学に入れたら幸せになれるよ」「あなたも良い会社に就職したほうが良いよ」
確かに一理あるでしょう。そしてあなた自身が親御さんに言われた通り実行したことがあったとしたら、良かったと思えている部分もあるでしょう。
それとは反対に「あの時親がこう言ったからその通りにしたのに」と思う場合もあるでしょう。
例えば私は高校時代に勉強が苦手だし嫌いだし・・で、もう大学には進学したくないと思っていました。
ところがそれを伝えたところ母親が「4年制大学に絶対に行きなさい。絶対に楽しいから(?)」と言い始め、もうそれ以外は認めないというようなことを言われたのです。
受験する大学を決めるまでも勝手に願書を出されたり、近場の全く興味のない学科を受験させられたり、もうそれはそれは色々あったのですが、嫌々ながらも母親の希望「4年制大学」には合格しました。
私は束縛の激しい家を出たいと強く思い、遠方の大学を受験していました。
そして私が大学に進学するとき、「私はお母さんから一歩でも遠く離れたい」と言いました。びっくり
「4年制大学には入学できたんだから、文句はないだろう。あなたの夢は叶えてあげた」と思ったのです。
その時の私に「将来こうなりたい」という夢がはっきりとあったわけでもなく、確かに母親としては心配もあり、自分の様々な経験から私に大学進学を勧めたのだと思います。
そう、実は「私は4年制大学を出たから良かった。だからあなたも」と言い続けていた母でしたが、実は短大を出ていました。(同窓会の案内でバレた)
短大が悪いとかではないのですが、4年制大学を出た人と短大を出た人とでは給料に差がある。
母親はそれがすごく悔しかった。それが理由だったようです。
子供への「こうしてほしい」欲はどんどん出てくる
あの子より勉強は優れててほしい
出来れば運動もできてほしい
進学してほしい、できれば良い学校を出て良い就職先を見つけてほしい
家の近くに住んでほしい 将来は少しでいいから面倒見てほしい。
家業を継いでほしい
子供が何か一つ親の欲求を叶えてくれたところで、その欲求は収まりません。
私が大人になってから母親に言われた言葉で下記のようなものがあります。
「私も色々と我慢したんだから、あなたもしなさい」
「私ばっかりツライ思いをさせられてて本当に不幸だ」
「たくさんお金かけて大学出してあげたんだから、感謝してるでしょ?」
これらを聞いたときにぞっとしました。
母親と私の人生は関係ないはずだと。そして母親が我慢したから私も我慢しろについては「なぜ??」という疑問が止まりませんでした。
私が「親も我慢しただろうから私もしよう」と自分で思うのと、「我慢しろ」と言われるのは全く別の話です。
そう、私の母は私が4年制大学を出ただけでは満足ではなかったのです。
あなたの感じる幸せ=子供の幸せ ではない
私の体験談多めですが、「あなたがこれからどうなるか分かる。不幸になるから転ばないように手を出してあげている」と言われたこともあります。
「これは本当に良くない、嫌だ、逃げなくては・・」とその時強く思ったことを覚えています。
その時に「自分が幸せかどうかは自分が決める」と伝えました。それでも納得はしてくれませんでしたが。
その選択で将来不幸だと思ったとしても、自分で決めたいと思える年齢でした。
住んでいる距離は離れていたとしても、子離れできていない親だったのかもしれません。
子離れについてはこちらもどうぞ↓↓
今はほどよく距離をとりつつ生活をしており、踏み込まれそうになると「自分で決めるから大丈夫」「口を挟まないでほしい」とはっきり言えるようになりました。母は怒ってはいますが(笑)
将来我が子にどんな大人になってほしいのか
あなたは自分の子供にどんな大人になってほしいと考えていますか。
私たち夫婦の場合だと「自分で決めて、行動できる子になってほしい」これがベースです。
色々と人によって考えは違うでしょう。
しかし大人になった我が子と良い関係を築いていきたいならば、我が子の考えや想いを尊重して過ごしたほうが良いと思いませんか?
終わりに
色々と語ってはいますが、私も意見を押し付けていたり、分かっていてもなんだかんだとうるさく言ってしまい、自分で自分に「あーあ」と思うこともあります。
まぁ、人間なので怒りや焦りをゼロにできるわけがなく。
「言い過ぎたね。ごめんね」としつこくせずに謝るようにしています。
親子の今現在の関係性が将来の関係性に繋がっていくと考えているので、出来る限り口うるさい親になりたくないな・・もし子供が結婚したら色々意見を言いたがるウザイ姑になりたくないなぁ・・←深刻
と考えているのですが、どうですかね??
コメント
今回もまた頷きながら読みました。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
よかれと思って…これが子供をコントロールしようとするんですよねぇ。
わたしはお姑さんに言われた言葉がとても印象的でした。
↓↓↓
子供はね、神様からの預かりものなのよ。
自分の持ち物ではないの。
社会に出すのが親の務めなのよ。
分かっているつもりでも、分かっていなかったな~。
子供が自分で考えて、自分の人生を選択して生きていく力をつけてあげる。
そういう目線がなかったような気がします。
いや、あったけれど、よかれのほうが勝っていた(^-^;
きっとこれは一生続く修行なのでしょうね。
育児=育自ですね(^_-)-☆
自分を大きく成長させてくれる子供の存在に感謝です。
【ps】
わたしのつぶやきも読んで頂きありがとうございます。
ね?なんだか似ているでしょう?(笑)
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わあ~ 度々ありがとうございます!
よかれと思って・・私やりまくっておりました。ヤバかった!
素敵なお話をしてくださるお姑さんですね(^-^)
なによりも子供を信頼して、子供の選択を応援できる親でありたいなぁ。。と
冷静なときは思えるんですけど、口を出すこともあります。。
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