こんにちは
今朝、「給食の時にごはんに牛乳の組み合わせが嫌で飲めなくて残していた」と子供に話したら、「お母さんの時代は脱脂粉乳だったもんね」と次男に言われ、衝撃を受けたまつははです。
さて、本日は「子育て失敗した?」「子育て失敗するかも?」と思ったとき。
一体子育ての失敗とは何なのか。
そしてそう思ったときに親ができることを私なりに考えていきたいと思います。
子育ての失敗について考えるきっかけとなった 驚きの知人の言葉
私がこの件について考えるきっかけとなったのは知人との会話からでした。
「あの家の子はあんなこと向いていないのに、親がそれを勧めた。大学出て就職もしたけど、続かずに今は働きながら学校に通っている。子育て失敗だよね」
もっと細かく話してくれたのですが、「第三者から見ていてその方面は向いていないとハッキリ分かったのに、親の言いなりになって、本人もその気になり、その方面の大学へ行った」そうです。
そして就職先で向いてないと分かり、退職してしまったと。ああなると外から見て分かっていたと。
更に「働きながら学校に行くなんて、ちゃんとした学校に通っていない」という言葉を聞いたとき、かなり驚きました。
そうなんだ・・!就職が上手くいかなかったら失敗と思ったんだ!!
この人は例えばほかの家の子供が大学を中退したら失敗だと思うのだろうか、
就職してすぐ辞めたらそれが失敗だと言うのだろうか・・
というか、働きながら学校通っているのってむしろ凄いと思うのだけれど・・??
それがもし我が家なら、我が家のこともそう思うのかなと。モヤモヤが止まりませんでした。
これが今回の記事を書こうと思ったきっかけです。
そもそも子育ての失敗とは何か?
あなたの思う子育ての失敗とは一体なんでしょうか??
不登校、引きこもり、暴力をふるうようになった。生活態度が悪い、成績が悪い、わがまま、ぐれる・・
そんな感じでしょうかね??
確かにどれも心配にはなります。どうしてこうなったのか、育て方が悪かったのか、自分を責めることもあるでしょうし、子供を責めることもあるでしょう。
そして確かにその面だけを見たら失敗だと思う気持ちも分かります。
みんなが普通にできていることが出来ない。みんなは問題がないのにウチの子だけつまづく(ように見える 隣の芝生は青く見える現象)
でも不登校になったら人生が終わりとか、失敗とか、そうではないこともまた事実です。
そう考えると「あの家庭の子育ては失敗だ」と他人が認定することは私にはとてもおこがましいことのように思えます。
今現在がその状態だとしても、今後のことは誰にも分かりません。そして周りから見れば失敗かもしれませんが、本人にとっては「あの時こうだったから今があるんだな」と感じる貴重な体験になるかも知れません。未来のことは誰にも分からないのです。
次は周りから見たら失敗に見えるかも?な私の友人の体験談をご紹介します。
大学中退、不登校・・私の知り合いの体験談
1人目 大学は中退、その後は自分の力でデザイナーに
1人目は私の友人です。
親に勧められて大学に合格したものの、その年の5月には大学に行かなくなり、中退してそのまま遠くに引っ越しました。親にたくさんのお金も払ってもらったし・・とかなり悩んだそうです。しかしどうしても通いたくない。それが彼女の出した結論でした。
その後ある技術者のもとに弟子入りし、いわゆる手に職をつけてかなり楽しそうに働いていました。
しかしその会社をたたむことになり、仕方がなく実家に帰ることに・・
しばらくぼんやりと日々を過ごしていたものの、親に働けと言われなんとなく参加した就職セミナー。そこで出会った企業になんとなく就職(それまでも色々あったけれどここでは割愛します)。
営業職での採用でした。
そんなに推しが強くない彼女は営業の仕事がうまくいかず、毎日泣いていたそうです。
そしてやれることが無くて暇だったと。
そんななか、他の人がデザインソフトをいじっているのを見て、仕事の合間合間に独学で勉強を始めたそうです。
彼女はどんどんそのソフトを使いこなせるようになり、それを見ていた上司が「お前、デザインやってみるか?」と。
元々のセンスもあったのでしょうが、今や立派なデザイナーです。自信に満ち溢れていてカッコいいですし、休日は自分の趣味を精一杯楽しんでいます。
2人目 子供が中学で不登校になった友人
2人目は中学生になり、夏休み明けに起立性調節障害、そしてそのまま完全に不登校になってしまった子供のいる友人の話です。
私が不登校だと知ったのは夏休みも空けて1か月以上経ったころ。
突然友人から「じつはうちの子、夏休み明けから学校に行けてないんだ」と。
様子を見に行ったところ、友人は泣きすぎて目の下の肌がかなりボロボロになっていました。
時々様子を聞くものの、なんの力にもなれずに日々を過ごしていましたが、ある日突然遠方の実家に帰って、そのままこちらに戻ってこなくなりました。
連絡は来たのでそこまで心配はしませんでした。
その後、友人の子供はその地に滞在したままフリースクールに通っています。1人で電車に乗って出かけたり、映画を見に行ったりすることもあるそうで、楽しんでいるそうです。
友人は一時期は子供のことが心配で、放っておくことができず、仕事も辞めていたのですが、今はその地でパートをしています。
一度会うことができましたが、働いているほうが元気がでると言って、ボロボロだったときが嘘のように笑顔で話をしてくれました。
いかがでしたか?
2人の事例、いかがでしたでしょうか。2人とも順風満帆とは言えない部分もありますし、1人目の事例は会社の上司の懐の広さもあったでしょう。
2人目の友人のお子さんに関しては今のところこれからの未来がどうなるのかは全く分かりません。
しかし、どちらのケースも自分たちなりの答えを探しつつ、前向きに生きているように見えませんか?
そんな私もいざ子供に何か起こったらそれは悩むでしょうし、動揺もすると思います(今までも実際そうでした)。でも時間が経てば人の心には変化が起きますし、そこからどうしていくか、どう動いていくかでいくらでも人生は変わっていくことを私は2人から学びました。
子育てはある意味失敗だらけ
親は「絶対に成功する子育て」や「正しい親の在り方」を教えてもらっていないのに、いきなり子育てを上手くやり切って、はい成功です!となるはずが無いですよね。
結局は「どんな風に育ってほしいか」というビジョンを持っておけば、周りの意見に流されず、ブレずに進みやすくなります。
そして人生において全てが順風満帆であることはほぼ無いですし、挫折や失敗があって当たり前なのだろうと思います。失敗も挫折もあって当たり前。
その時に失敗だと思ってもやり直せばいいですし、結局は本人が満足する人生を選択して生きていければそれがベストなのではないでしょうか。
視野を広くもつ意識を持とう
注意 人は自分のことになると途端に視野が狭くなる
これは本当に私もよくあるのですが、人は自分のことや我が子のことになると途端に視野が激狭になります!!
例えば友人が「上司に怒られたよ・・やっぱり私はダメなんだ」と言っていたら「大丈夫だよ。いつも頑張っているし、たまたま上司の機嫌が悪かっただけかもしれないし」と声を掛けることができるのに、自分のことになるとできない・・みたいな。
「うちの子忘れ物ばかりしている・・怒られても全然気にしていない様子だし、このままで大丈夫なのかな」と深刻になったとしても他人の目から見たら「おお!全然気にしないなんて大物だね!大丈夫。そのうち忘れ物しなくなるよ!」思えるとか・・。
他の家の子供のことに関しては大らかに見ることができるよね
自分にもぜひ優しい言葉を掛けてあげてね
他人には掛けられる声掛けが自分や身内にはできなくなったりすることありますよね。そのときは視野が狭くなっています。他人からの目線も考えてみると新しい答えが見つかって、失敗だと思っていたことがチャンスに変わるかもしれません。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最近ずっとこのことを考えていました。
「子育て失敗ってなんだろう?」「そもそも失敗はあるのかな?」と。
結局子育てに失敗というものは無いと私は思いますし、何より本人が納得して進んでいる道ならそれは他人がどうこう言うことではないですよね。
自分が自分の気持ちに素直に生きられるように、子供自信の気持ちを大切に子育てできると嬉しいなぁ・・と思いながら過ごしていきたいです。
コメント
いつも飾らないつぶやきを楽しく読ませてもらっています(*^-^*)
成功論より、失敗論のほうが、人のココロに響くとわたしは思って、わたしもありのままつぶやいております。
子育ての失敗かぁ。
そのときは失敗、と言ってもいいんじゃないかな~?
その失敗から気づきを得て、新たな道に進む~って考えはどうでしょうか?
わたしはそんな感じで、修行修行~っと思って邁進しています(笑)
よかれと思って、子供を導こうと思って、つい熱が入ってしまい、子供の意思をおろそかにしがちで反省ばかりですが(^-^;
そして少しして、あのときのことがあったから気づけて今がある~って思えればいいかな~♬
失敗すると、人の失敗にも共感して寄り添えるようになるし(^_-)-☆
こう思えるようになったのはここ数年のことなんです。
それまでは、自分の世界観が強かった人間かも…
だから挫折して傷ついて反省して修行がはじまりました(^_^;)
【補足】
メールアドレスですが、入力しないとコメント送信できないので、適当なアドレスを貼っていますがご了承ください(*^-^*)
応援ポチ♬
いつもありがとうございます~!
そうですね。あの時のことがあったから・・という考え方素敵です。
ハピさんの自分の世界観が強かったってどんな感じなんだろうな~と思いながら読ませていただきました。
またブログに遊びにいかせていただきます~(*^-^*)あ、これからポチポチしにいきますね!
ありがとうございます~