本日は私が最近気になる「性教育」について。
私たち親世代がきちんとした性教育を受けていないため、子どもに対してどう伝えたら良いのか非常に悩むことがあります。子どもの体のことも気にはなるけれど、どう言えば良いのか、聞いて良いものやら悪いやら??
まぁモテモテのお子さんをお持ちのお母さんたちは、余計色々気になることでしょう。そして今は性犯罪も非常に増えている時代です。
被害者になってほしくない。いや、被害者だけでなく加害者になる可能性もある時代です。
今回はこの年齢だからこそ気になるけれど、なかなか話もしにくい「性教育」について。
我が家ではどんな風に話しているか、どんなふうにしようとしているか をご紹介したいと思います。
日本は性教育では後進国だがポルノ産業は先進国
これ、私が性教育について調べていたときに知った衝撃的な事実です。なんと日本で世界の6割のポルノが作られているそうです。
ふと見たネットの画面のなかに出てきたり、小学生向けの漫画にすらそのような表現があったり、本屋さんに行けば少女漫画のような表紙で結構過激なタイトルのものがフツーーに棚に並んでいます。「え?今の子どもってこんなの読むの?」と驚いたことがあります。
「りぼん」や「なかよし」の内容ではないのよ・・・
それに漫画やネットに出てくるものは主に妄想、というか過激で現実であればそれ犯罪ですよ?というものも多い。
なんとなく「性教育はよく分からないけど、ポルノ産業は非常に発展していそう」なことが分かりますよね。そりゃ性犯罪も増えますよ。漫画や雑誌の世界では許されているように見えますもん。。
そもそも性教育ってなんだろう?
そもそも性教育って私たちが保健体育で習ったことだけではないようです。
私たちにとって「子どもに話すにはなんとなく気恥ずかしい。どうしていいか分からない」ことですが、今は幅広く いのち、体、健康、個々の選択や理解、権利、尊厳など様々なことを指すようです。
詳しくは是非調べていただいて、ここでは「性教育」とは「私たちの思っている性教育とは全く違う」ということが分かっていただけると嬉しいです。
これを学ぶことによって「他者から自分をどう守るか」も学べると思います。
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私はこの本で「性教育」を知りました。
我が家は二人共息子。一体何かあったときにどうしたら良いかな・・
と、夫に「なにか体のそういう変化があったら色々教えてやってね」と言ってみたところ「え!大丈夫だよ!自分で何とかするでしょ~」という答えが返ってきました。ええ・・
進路のことは前向きでもこちらに関してはノータッチの様子。これはマズイ。。かも。。と思った私は長男が中学生になったタイミングでこちらを購入しました。
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性教育の本を探し始めたらすぐにお勧めで出てくるくらい有名な本ではないでしょうか。
これはもう思春期のお子様をお持ちの方々、絶対に読んだほうが良いですよ。必読書かと!
私がこれを選んだ理由が「可愛い絵で、基本漫画なので抵抗なく読めそう」だったからです。内容も私たちが思っていた性教育とはかなり違っており、なかなか口に出しにくいような単語もサラリと出てきます。でも絵が可愛いから抵抗感が少ない。
この二冊の本を筆頭に我が家ではトイレに本を置いています。強制的に読ませるのではなく、なんとなく手に取りやすいようにしています。トイレなら気兼ねなく読めるかなーと。
私には異性の兄弟はいないので、成長過程で何が起こるかあまり理解できていないため、この本にとても助けられました。
この本で知った「バウンダリー」という言葉
このブログでもよく記事にしている内容 「子どもと親の境界線」に通ずることですが、私はこの本で「バウンダリー」という言葉を知りました。
つまり自分と他人との境界線。これには行動に関することや思考に関すること。あらゆる種類があるそうですが、子育てに関することだと以下のようなことが多いのではないでしょうか。
子どもが「自分で解決する 大丈夫」と言っているのにも関わらず、心配なあまり根掘り葉掘り聞こうとする。
「あなたのためを思っているのに」「私の言う通りにしておけばよかったのに」と善意っぽく言って思い通りに動かそうとする。
またこれらのことは日本の学校でも日常的に行われているように感じます。
そしてこの「バウンダリー」が日常的に侵害されることでDV、性被害、虐待をされていたとしても「私が悪いからこうされしまうんだ。」という思考に繋がっていくことも多いそうです。
ニュースとかでもたまに聞きますもんね。「なぜそんなひどいことをされていたのに、そこから逃げなかったの?」みたいな内容の話。
いじめ、虐待、仮に男性から性行為を求められた場合、「断ったら嫌われちゃうかも」と不安になり、嫌なのに受け入れてしまう。その結果望まない妊娠をしてしまう。
そのようなことから自分自身を守る力を付けるためにも境界線をしっかりと引いて自分を守る、はっきりと「NO」が言えるようになってほしい。そしてその相手からの「NO」を受け入れることができる人になってほしい。
そのためにもまずは親が子どものバウンダリーを侵害しない意識が大事なのだとつくづく考えさせられます。
私自身が自分の「バウンダリー」を守り切れていない事実
しかし、私たち昭和生まれ(の方が多いですよね・・きっと)は私たち自身が境界線を侵害されまくって成長した世代なのではないでしょうか。
結構厳しい親からの叱責やしつけと言う名の暴力(私は日常的に叩かれていました)、学校での「運動会や体育の時間は水を飲んではいけない」指導、教師からの暴言、暴力(今より更に普通に行われていたはず。)大人になってから受ける日常的なセクハラ発言。
そんな状況で育っておいて、その育て方しか知らないのにいきなり境界線って言われてもなかなか難しいのが事実ですし、私も子どものバウンダリーを侵害しまくって生きてきました。
そして自分のバウンダリーも守り切れずに生きてきました。
誘われたけど行きたくないランチに無理に参加したり、うまく断り切れずに引き受けてしまったり・・(まぁ役員とかあるので難しい部分もありますよね)結構自分をないがしろにしている時ってありますよね。そんな風にして生きてきたので守ることに関して経験不足でしょうし、そりゃ気づかず侵害することも多いでしょう。それはそれで仕方がないことです。ではどうするのか。。
自分と他人のバウンダリーはまったく違うと知っておく
私には私の踏み越えてほしくないバウンダリーがあり、他人には他人のバウンダリーがあります。
それは全くの別物ですし、思わぬところで踏み越えてしまったり踏み越えられてしまうこともあるでしょう。その通度その都度調整して、徐々に適度な距離感を保てるようになれたら良いのではないでしょうか。
親だから子どものことが気になるのは当たり前、しかし近づいて嫌がられたらそっと距離を取る。思春期の子どもにはそれがとても重要ですし、「意思表示をすることで相手が分かってくれる。意思表示は大切」ということを理解することで、相手の意思表示も大切にできるようになるはずです。
そしてその親子のやりとりの積み重ねが自分の息子を性犯罪者にしない(言い方が強烈ですが)。相手の思いに気を配ることのできることに繋がっていくと思います。
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おわりに
今回は気になるけれど若干話しづらい内容を記事にしてみました。
ずっと書きたくて、何度か下書きをしていたものです。これらの本を読むことで性教育が私の考えていた内容だけではないということを知れたことは私にとってとても大きなことです。
本はその道のプロの話を安価で知ることができる素晴らしいツールです。
とっても読みやすいのでかなりおすすめです。
夏休みも終わりましたね。秋が楽しみです。
コメント
性教育か~
わたしは子供がまだ小学生くらいのときに、サラッと話したことがあります。
わたしもつぶやいてみたくなりました。
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