ついつい、「私、頑張って子育てしているんです」「しっかり育てようと努力しているんです」のアピール、私はしていましたしていましたねぇぇぇえ!
完全に「良いお母さん」になろうと日々奮闘しておりました。
今回は過去の私が何に注目して子どもに接していたか
それをどうやって手放していったのか。
そんなことを書いていきたいと思います。
子育てをしている母親への世間の目は厳しい
前提として、子育てをいる母親への目というものは非常に厳しいと感じています。
親の影響が・・
離婚しているから・・
あのお母さんだから・・
私自身、子育てに関してまだまだ母親に重責を背負わせる風潮が根強い日本社会だな。と感じることが多いのですが、みなさまいかがでしょうか。
私自身の母親への重責を感じた体験
長男が小さい頃、私があまりの長男のマイペースさに悩んでいたとき、プレ幼稚園の先生に「お母さんが全然怒らないの?すごくゆったりしてるの?」と言われたことがあります。
その頃私は長男にもっとチャキチャキ動いてほしくて、周りに合わせて行動できるようになってほしくて、よく怒って泣いていました。
そのため、思わず「え!全然そんなことないです。怒りまくっていますけど・・」と答え、その瞬間に泣きそうになったことがあります。あの言葉忘れられません。
「子どもがマイペースだど、周りには母の私もマイペースだと思われる」という衝撃体験でした。
こちらにも投稿したことがありますが、先生の言葉に私は苦しんだことも多かったです。
先生ご自身はそこまで思っていないのかも知れませんが、色々言われるとそれまでの自分の子育てを否定されたような気持ちになり、自分を責めていたことを思い出します。
子どもはそこまで母親の影響を受けているのか?
というか、子どもが思春期になり色々思うのですが、ある程度成長した子どもはそこまで親の影響受けているのでしょうか。
ちょっと私自身のことを思い出してみました。
比較的よく怒りイライラすることの多かった母と、穏やかだけど対人関係が得意ではなく、いつも表に出るようなことは母に任せっきりだった父。
割と毎日怒られていて、結構色々進路や将来のことに口を出されていましたが、本当に嫌でした。反発もしていました。
私が親の影響を受けて育っていたとしたら、かなり強気で頭の回転も速く弁護士か医者か教師になっていたでしょう(笑)
それに大人になって「親のこの部分は尊敬できない」と思うこともあります。
ネグレクトとかDVは除くとして、子どもがある程度成長している場合、親の影響を受けるか受けないかは自分で選択ができるのではないでしょうか。つまり受け取るか受け取らないかの違い。
私自身が母親に大学に進学しろと言われてしたのも、それに対して反発してまでやりたいことや進みたい道があったわけではなく、最後は自分が選んだのです。
親の影響力がそんなに絶大なのであれば、みんな子育てに悩んでないのでは・・?と思うのですが、どうですかね。
「親が望んだ通りの影響は子どもに与えることができない」と言うほうが良いかもしれません。
親の言った通りに子どもが行動しないから、親はイライラするのですよね?
親がイライラして、子どもも親にイライラして、どちらもストレス溜めている状態にはなるので良くない方向で親の影響を受けていると言えるのかもしれませんね。
私が見ているものは子どもではなかった
小さい頃の子どもは確かに可愛くてたまらなかった!と思う まつははですが、何年も子育てで苦しみ、悩んできた過去を思うと全く戻りたいという気持ちはありません。しんどかった。
そんな過去の私が見ていたのは、子どもではなく世間でした。
そして、純粋に子どもの成長を見ていたのではなく、子どもが成長するのを見て、自分の安心を得たいと思っていました。
このことに気づいたのは最近です。親のエゴすごい。
「良い母親」をやめる決意
自分が産んだからか、わが子が可愛いからか、ついつい何かある度に「私のせいかも」と思うことも多いかもしれません。
私もかなりそう思っていましたが、「なんかそれ、気持ち悪い」と思ったのですよ。
悲劇のヒロインになっているというか。「私は子どもにすごい影響を与えられる」という思い上がりがすごいというか。執着心を自分のなかに感じました。
まさに子どもは自分の所有物・・という扱いをしていました。
しかしわが子は中学生になり、言いまくったところで何も変わらないと思い知った私は「もう何があろうと自己責任だ」と思うように気持ちを変えるようにしました。
先生から電話が来ようが、どんなに成績が落ちようが、何か言われようが、私が「すみません」と言って一旦済むならばそれでいいし謝ろう。謝る姿を見せてわが子がどう思うか、どう行動するのか見てみよう。と振り切ることにしました。
そして何より子どもを信じる。今はできなくても、未来は出来るようになるだろう・・と。
そんな想いを持って書き始めた手帳。
これらは誇張ではなく、私の思考や考え方のクセを変えてくれました。
手で書くって大事。自分の気持ちを俯瞰で見ることができます。
今は「周りから見て良い母親」をやめて、「いつも機嫌良く過ごせることを意識する人」になりたいなぁと。
そんな風に考えています。そのほうが家庭内平和そうですしね。
「大人っていいな」と思われる自分でいよう
あなたは今幸せですか??
「大人って楽しいよ」という姿を親が見せることは、子どもにとって良い意味で大きな影響を与えると思います。
親が人生を楽しむ姿を見せることで、子どもが「大人っていいな」と将来に色々な希望が持てるのではないでしょうか。
ちなみに私は子どもから「お母さんは好きなもの色々買えてズルイ」とか言われることもありますが、「そうでしょ?いいでしょ?早く大人になりたいでしょー!」と返しています。
大人って楽しい。自分の機嫌は自分でとる。
以前こちらにも投稿しましたが、自分が自分を心地よくする方法をいくつか見つけておくことは、日々機嫌よく過ごすことにとても大切なことです。
おわりに
「あの子は勉強はすごくできるけど、親がすっごく厳しそうだもんね」
「あのお母さんがあんな感じだから、子どもが性格悪いんだね」
こんなセリフ、今まで何度か聞いたことがありませんか?
私は聞いたこともありますし、お恥ずかしながら言っていたこともあります。
つくづく人は物事を自分の見たいように見ているのだと感じます。
しかし本当の姿は部外者には分からない。
つまり、あなたが必死に「良い親」をやっているとしても、それがそう見えていない可能性もありますし、必死にやっているのに親子で苦しい気持ちになっていたとしたら・・それは一体誰のためでしょうか。
どう生きていても何かしら思われたり、言われたり。思わぬところで思わぬことを言われることは必ずあります。
それならば世間から見られることを意識した「良い親」は捨てて、「良い親子関係」を築けたほうが良い。
私はそう思います。
みなさまはいかがですか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コメント
親の影響は受ける、とは思います。
それは、あまりにも所有物化して子供もその通りになってしまうこともあるし…
こんな親にはなりたくない、と反面教師にすることもあるし…
知らず知らずのうちに同じ家に暮らしていて身についてしまうものもあると思うし…
どんな影響を受けるかは、その家庭その家庭で違うのかもしれませんね(*^-^*)
まつははさんがおっしゃるように、楽しそうな親の背中をみせる~ってすごく大切だとわたしも思う!
結婚ていいよ~子供っていいよ~子育てって楽しいよ~♬
そういう親が減ったから、今の子供たちは結婚に子育てに憧れを抱かないのかな~って思います。
今の親世代は、仕事が大変だ!子育てすると忙しくて!お金がかかるのよ!夫が嫌い!こんな不平不満が多いような気がしませんか?
また、わたしの親もこれに近い世代かな~
昔は女は文句を言わず耐える…的な時代だったから、それはそれでメリットもあったのかもしれませんね。
でも耐える…もツラいけど(^-^;
「子供を自分の所有物と思ってしまっている」
これに気づくこともおおきいですねよ~
たいていの親はそう思ってしまうと思います。
だって…赤ちゃんのころから育てているんだもの…何もできない赤ちゃんにあれこれ世話を焼いてきたんだもの。
でも、ある程度大きくなったら、世話をやくことをやめていかないといけない。
これがうまくできるかできないか…
出来ない場合に、子供が反抗期という形になるのかな~なんて思います。
はい、我が家も反抗期ありました(^O^)/あはは
でも、そうやって、子供とぶつかって、親は悩んで気づいていくのかな~
まつははさんのつぶやき、いいです(*^▽^*)
やっぱりありのまま書くって、響きますね~
応援ポチ★
ハピハピさん
そうですね(*^-^*)親が望んだような影響を与えることができることは多くはないかも知れませんね。
私の両親はお見合いだったせいもあるのか、仲が良いイメージはないですが今は情で一緒にいるように見えます。
大人は楽しいよではなく、大人は辛くて大変だと言われ続けた気がします。
あの頃の自分を思い出すと、なんだかすごく見栄っ張りな部分があったんだなぁと恥ずかしい気持ちに・・
色々思い出しながら書きました。まだまだドロドロしている部分もあるので(笑)ありのままだとホラーになりそうです!