春休みに突入しましたね。
我が家は長男が中学卒業だったため、3月半ばから春休みですし何なら合格発表後からほぼ勉強している姿を見ておりません。そりゃそうなるか・・とは思う。
次男も春休みに突入し、さっそく寝坊ダラダラの日々。
大して宿題もないし、イライラされているお母さん方もいらっしゃるかも・・ですし、私も我が子を見ていてイライラすることもあります。
しかも4月からはクラス替えがあったりと新しい環境で過ごすことになりますよね。
誰と一緒のクラスになるのか、担任の先生はどうか、親としては心がざわざわすることも多い時期だと思います。
今回は春休みにイライラ、ざわざわするお母さんたちに向けての内容にします。
結論 自分ごとにならなければ動かない
結局親がどんなに心配してもやもやしてイライラしても、「自分ごとにならないと人は動かない」
これに尽きます。
親は自分自身の過去の経験から今の子どもの姿を見て「そんな行動をしているとこうなってしまう」という想像をできてしまう生き物です。そしてあまり良くない未来を想像しやすい。
そのため「今サボっていると学校の授業についていけなくなるのでは」「学校で困るのでは」というような負の想像がとても得意なお母さんたちが多いかと思います。そして実際そうなったら「だから言ったのに」が出ちゃう。
それはそうかもしれない。でもそれってお母さんの課題ではないのです。
最近聞くことも多くなった「課題の分離」
つまりは
「子どものころは子ども自身の課題であり、私とは関係がない」と線を引くことを意識すること。
まずはこれができないと世の中の母たちは「だって、私がしっかりしてあげないとあの子は何もやらないし、将来困ってしまう」という呪縛から逃れられないであろうと思います。
いかがですか?休みだからダラダラスマホばかり見ている子どもを見てイライラしますよね。でも言ったところで子どもはこそこそ隠れて見るか、自分の部屋に引きこもるかになっていませんか?親の目から逃げるだけ。
子どもの課題を奪いまくっていた過去のまつはは
過去、学校の先生に「この子はよい子だ」「何も問題がない」と認めてもらいたい気持ちが非常に強かった まつははです。つまり しっかりしたお子さん=立派な親と思われることに憧れておりました。
しかし長男は私の願いとは裏腹に授業中の態度が悪かったり、図工の授業で「作りたくない」と何もしなかったり(これびっくり)、机のなかの整理整頓が全くできず、面談で散々言われたりと色々とやらかしてくれていました。。
クラス内でもめ事のようなことも起きたりと精神的にやられることも多く、全く冷静になれずに夕方の学校からの電話にびくびくして過ごしていましたし、よく怒り、しょっちゅう泣いては「どうしてこうなんだろう どうして他の子みたいにしてくれないんだろう」「こんなに頑張ってるのに母親の育て方が悪いと思われているんだ」という苦しさでいっぱいでした。
次男は低学年のころは愛想がよくニコニコ笑顔なのとハキハキ話すので先生受けもよく、特に何も問題がありませんでしが、高学年になってから今までは人間関係で揉めて先生に相談したり、私が学校に出向いたり、また整理整頓ができなかったりと現在進行形で色々あります。
こんなブログ書いているにも関わらず です。
そんな過去に動揺しまくり、怒りまくり、落ち込みまくりの日々を抜けられたのは上記で述べた「課題の分離」を意識するようになってからです。
そのことを意識するようになってから、長男は大きく成長しました。
多分我が家、長男が小学校一年生から中学三年生を終えるまでの九年間、学校から二人のことで連絡がなかった年がほとんど無いと思います。(長男は無くて次男はあるとか、その逆も含め)
幸い「誰かにいじめをした」「ケガをさせた。させられた」ということは無かったのですが、よくもまぁこんなに毎年連絡をいただくものだ・・と。。
(なのでこのブログは決して「こうしてるから私の子育て今完璧です!」というものではないのです。色々現在進行形でお送りしております。失敗も紹介します。)
しかし今は何か起こったとしても比較的冷静でいられるようになりました。(もちろん問題の大きさにもよりますが)
では今はどう子どもに対して考えているかをご紹介させてください
私の考え方を変えてくれたきっかけのひとつ 夫の言葉
ある日、成績が落ちまくった長男に私が長時間怒り、それを黙って見ていた夫に言われた言葉があります。
「まつはは は長男にすごく怒って勉強させてるけど、それって意味あるの?親の目があるからしてるフリなだけかも知れないよ」
「長男は学校の勉強は嫌いかもしれないけど、彼の趣味でもなんでも勉強になってるかもしれない。それに没頭する時間が欲しいのかもしれない。まつはは は長男から時間や大事なものを奪ってるんじゃない?長男の問題じゃなくて まつははの問題なんじゃない?」
その時、私は結構傷つき、落ち込みました。
というのは、分かっているつもりでいたからです。
私は夫より読書をしたり、何かしら講座を受けてみたりすることが好きで、子育てに関しても知識が夫より多いと信じ込んでいたからです。「何も勉強していない夫のほうが子どものことをよく分かっているのかもしれない」と思い気落ちしました。
「子どものことを信じて待つ」「うるさくガミガミ言わない」分かっていても ついやってしまう行動。知識はあっても何も全く実行できていませんでした。
「知っている」「やっている」「できている」 この3つは似ているようで全く違います。
私はこのなかの「知っている」で止まっていたことに気づきました。あたまでっかちでしたね。
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↑ちなみにたくさん読んだ子育て本のなかでも こちらは繰り返し読んでいます。私にはとても役に立った本です。
親の不安を解消するために子どもを変えようとしない
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上記のことだけでなく、様々なことがあった上ですが、この言葉を夫に言われたあたりから私の考えは変わっていきます。
離婚危機を超えたあとだったので、より夫の意見を素直に聞けたことも大きかったです。
「私の不安の解消のために子どもをコントロールしようとするのをやめる」
これで腹をくくりました。
「どんなに電話が掛かってこようとも、本人の成績が落ちようともそれは本人の責任で、人生なのだからもう放っておこう」この決意がとても大きかったと思います。「いざ電話が掛かってきたらきちんと親として謝罪はしよう。謝る姿を子どもに見せたらいい」と割り切りました。
このことを実行するために夫にも声高らかに宣言していました(笑)
もちろん 食事を用意する 洗濯をする などの衣食住は提供するし、リビングなどの共有部分はきれいにしておく。意見も言うけれど「私はこう思う」に留めておく。そして朝は「もう起こさないから自分で起きてね」と手放せることはどんどん本人に任せる。彼らの部屋が汚くても掃除しないし放っておく(そして今現在特に次男の部屋はとても汚い。でも子ども部屋は治外法権)
これを実行することで、今までいかに自分が不安になりたくないために子どもを変えようとしていたかということに気づくことができました。
「恥ずかしくないそれなりのレベルの高校に進学してほしい」「成績は中の上くらいであってほしい」「できれば大学にも進んでそれなりの就職先を見つけてほしい」そうするためには今子どもにこうなっててもらわないと!!
これらの思いが私のどこかにありました。そう思われている親御さんも多いかと思います。
でも結局は親の思い通りにならないのです。やるの本人ですから。
前半のまとめ
① 自分ごとにしないと人は変わることはない
② 子どもが勉強しないのは子どもの問題 母の問題ではない(課題の分離)
③ 長時間親のイライラをぶつけて子どもの時間を奪わない
④ 親の不安解消のために子どもをコントロールしようとしない
上記で述べたことはこれらです。
最近長くなりがちで前半後半に分かれることが多いですが、後半は実際のまつはは家の子どもたちの春休みの様子、より良い親子関係を築いていくためにできることについて触れていきたいと思います。
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