私も以前はその悩みをもつ母親の一人でした。もれなく。
今日はそんな子供が嘘をつく理由と、嘘を言わなくなるようにするために親ができること
それらについて述べていこうと思います。
子供はなぜ嘘をつくのか
子供が嘘ばかりつくんです。
将来も嘘をつき続けるようになるのではないかと心配で・・
分かります。しかもバレる嘘も多いですよね。
その嘘をつく原因は「親」かもしれません。
手を洗った、洗ってない。歯磨きをした、していない・・の小さな嘘から始まり、
中学生になってくると提出物を出した、出していない、手紙を出さない(もはや嘘でもないが)
点数を言わない、テストは返されたとは言わない、もしくは点数を盛って言う。
「勉強してた。スマホは見ていなかった」「今見始めたところ!」
これら全て私がつかれた嘘のほんの一部です・・もっともっと色々あります。
子供は何故嘘をつくのでしょう??
子供が嘘をついたときに、どのように対応していますか?
ちなみに過去の私はだいぶ声を荒げて怒っていました。
「なんで嘘ついたの!?」「どうしてもっと早く○○しなかったの!?」
極めつけは「正直に言えば怒らないから言ってごらん」(絶対怒るヤツ)
このような場合は親が原因で嘘をついているということで、ほぼ間違いはないでしょう。
正直に話してくれるようになるには
方法① 嘘をついても怒らないこと
子供が嘘をついたと分かったときはとにかく怒らないこと。
これ、聞いたことあるけど難しいですよね。
嘘だと分かるとなかなか冷静でいられません。
そうですね。スモールステップで訓練をしてみると良いですよ
あなたが嘘をついたことに怒ったら、確実に嘘に嘘を重ねるようになります。
それを頭では分かっていても私はイライラして怒りが抑えられませんでした・・繰り返し怒るうちに嘘がどんどん大きくなり、子供たちは学校でのこともほとんど話さなくなっていきました。
いきなり「嘘をついたときは怒らないで」と言われても、すぐできることは難しく、訓練が必要だと痛感しました。
嘘をついたことに対してカッカならないために、普段から子供の話を落ち着いて聞いて、小さなことでは怒らない自分をつくることから意識してみましょう。
例えば 食事中に子供がお茶を派手にこぼしても「あー大丈夫だった?ジュースじゃなくてよかったねー。タオル持ってきて拭いてね」と言うとか、
ずっとスマホを見ているのを見たときも、「勉強しなさい!」と言うのではなく「何時から始める予定?」と聞いてみるとか。
どう伝えたら伝わりやすいか。どう言えば家族が気分よく過ごせるか・・を最初は考えながら過ごしてみましょう。最初は大変です。
しかし普段から小さいことに怒ることを止める練習をしていくことで、徐々に何かあったときも大きく動揺しない自分になっていきます。
ちなみにアンガーマネジメントでよく聞く、「イライラしたら黙って6秒カウントする」という方法は私には向いていませんでした(笑)待っても怒ってました。
方法② 子供に期待し過ぎないこと
勝手に期待をして、勝手に期待を裏切ったとなっていませんか?
勉強のこと、部活のこと、「まぁまぁ、この程度はできるだろう」と思い、結果 あなたが期待したレベルまで達していなければ裏切られたような感覚になり、イライラすることはありませんか。
子供は裏切ろうとも思っていないし、裏切ったつもりもないことがほとんどです。
勝手にかなりの重荷を子供に負わせて「ゴールまで運べるよね?運んでくれるよね?私を安心させてくれるよね?」と言い、運べなければ「どうして運べないの!?運べると思ってたのに!!裏切った!ひどい!」と怒っているようなものです。
これなかなかの拷問ですよね・・
方法③ 余計な心配をしないこと
やたらと心配性のお母さん。これも本当に子供にとってはめんどくさく、嘘をつかせやすくします。
私が完全にこれでした・・子供がちょっと怪我をしただけで、物を壊しただけで「誰かにやられたの?」と聞き、授業の様子や勉強の進捗具合を聞いてみたり。勝手にオススメの参考書を探してみたり、役に立ちそうなYoutube動画をラインで送ってみたり!!
もう最高に、最高潮にウザい母親だったと思います。過干渉の心配性で、長男は「お母さんに言うと大ごとになるから色々話したくない」と私の母に愚痴を言っていたくらいです。
親に心配を掛けたくないがために、嘘をつくようになる場合もあります。
本当のことを話すようになってほしい、苦しいときは助けになりたいと思っているのであれば、過干渉の心配性はもう卒業しましょう!
心配事の9割は起こらないとも言われています。
それにあなたの貴重な時間を不安な気持ちで過ごすのはもったいない。もっと自分のために使う時間を増やすことをおすすめします。
嘘は本当に悪ですか?
あなたは嘘をついたことがありますか?
私はあります。
気が乗らない予定を断るために、
小さな失敗を隠すために、
相手を傷つけないために・・
どんな理由があったにせよ、嘘をついたことはあります。
(というか無いという人がいたら「いやー!それが噓でしょ!」と思いませんか?)
嘘をついたことがあるあなた、あなたは悪意を持って嘘をつきましたか?
相手のことを想って、もしくは自分の心や身を守るためについた嘘がほとんどでしょう。
そう。あなたが本当のことを言ってほしいと願うならば、「嘘をついてはダメ」なのではなく、「嘘をつかせている原因」に注目してみてください。
嘘 それ自体が悪ではないことに気づくはずです。
終わりに
子供が嘘をついたとき、子供の気持ちは一切考えずに、嘘をついてはダメだと言い、それでもなかなか言わない(というか余計言わなくなる)状況に更に苛立ち、きつく怒っては後悔する。
私にはそのようなことが何度もありました。
思い出しては反省するのですが、しつこく同じ過ちを繰り返していました。
イライラが長引き、家族の雰囲気も悪くなり、「これではいけない」と思い直して取り組んだことが
①まずは小さなことでイライラしない
②何か起こっても「何してんの?!!」ではなく「大丈夫だった?」に変える
この二点です。小さなことに怒らず終えられた日はかなりの自己満足感がありました。
私は基本すごくイライラしやすいタイプです。
私の祖父も、母もすぐ怒り出すタイプです。
イライラをまき散らされるのが当たり前な家庭だったせいかどうかは分かりませんが、私も「家族にイライラしたら、それをぶつけるのが当たり前。だって伝えたいもん」という考えが染みついていたと思います。
感情をぶつけまくり、結果的に家族関係がおかしくなっていったと思います。
今もイライラしたり、怒ったりすることはあります。
しかし各段に減りましたし、長男は「お母さんだいぶ変わった」と言ってくれます。
本気で取り組めば、必ず変化は起こります。
応援しています!がんばりましょ~。
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