今日は先日同じ中学三年生の息子を持つ、知人から聞いた話に対して私がそれぞれの人の考え方の違いをを実感したので、そのお話をしたいと思います。
偏差値の高い高校に進学してほしい・・だけではない
その知人から、先日こう質問をされました。
「受験生の親ならいい高校に行ってほしい。もちろん大学にも進学してほしいし、良い大学にも行ってほしいと思ってるでしょ?」
その知人の息子さんは勉強が嫌いだけれども、結構できちゃうという羨ましいタイプ。
だからこそそんな風に色々と考えているのかなぁと思いつつ、話を聞いていたところ、
「息子自身は家の近くの普通科の高校に行きたいと言っている。先生も私も、もっと偏差値の高い高校に行ってほしいと言っているのに納得してくれない。彼の受験なのに私ばかりヤキモキしている」
「最終的には良い大学に入ってほしいのにどうして自分からそこに進学すると言ってくれないの?息子自身の受験なのに」
つまり「私的にはもっと偏差値の高い学校に行ってほしい。それを『私が言うから』ではなく、自らの目標にして、望んで勉強に励んでほしい」ということでした。
親の希望をそのまま子供自身の目標に変えてほしいという、なかなかのハードモード。
親の理想はどこまでも高くなる
そんな知人の息子さんは将来ゲーム関係の仕事をやりたいそう。
「じゃあ、その偏差値の高い高校に進学して、レベルの高い大学に行って、卒業して、ゲーム関係の仕事したら満足なの?」と聞いてみたところ、
「いや、実業家になれば??とか言うと思う」
という返事が返ってきました。そうか、そこも口を出すものなのかぁ・・とある意味感心しました。
ここまではっきりと「高学歴重視です!」という意見を聞くと気持ちいいくらいだなと思ったのですが、私が気になったのが、「ずっと子供に勉強のことを話している」ということでした。
口を開けば勉強勉強と言っている知人とその息子の現状
息子さんはリビングに居ることはほぼなく、ずっと自分の部屋に籠りオンラインゲームをしているそうです。
それが気になる彼女(知人)は部屋のドアをどんどんと叩き、「勉強したら??」と声を掛けるそう。
それだけではなく、外出していても勉強の話、旅行しても勉強のを話をしていたそうで、「明らかに子供が嫌がっているし、私のことを嫌いになっていると思う」と言っていました。
その状態を見て旦那様も「そこまで言う必要がないんじゃないか」と言っているとのこと。
しかし、そのような状況でも彼女はなんとしてでも息子に変わってほしいと思っている様子でした。
言うことを聞いてくれない原因を考える
そもそも子供を変えることはできない
何度か書いていますが、そもそも子供であろうと他人は変えられません。
自分に子供を変えられる力があると思わないこと。それが大前提です。
それをしっかりと理解すること。「分かってもらおう」としない。
言いたくなる気持ちは分かります。そして私も未だに言うこともあります。しかし言って言うこと聞くなら誰もが簡単にめちゃくちゃ頭良くなるはずです。そんなことは無いのです。
(正直そんな魔法のような方法、誰か教えてほしい!)
こちらにコントロールのことを書いています↓
信頼しされていない人の言うことは素直に聞けない
知人の息子さんが嫌がって話を聞かないのは、母親に対する気持ちが良いものではないからです。
根本的には好きでしょうし、感謝もしているとは思います。
しかし、自分のことを信頼せず、勉強のことばかり言ってくる母親に対して、素直に「うん、勉強頑張る!俺は超難関大学目指すよ」と言う子がいたら・・私なら心配になります。
母親の意見を真剣に聞いてほしいと思うならば、まずは子供との信頼関係を構築していくこと。これが1番大切なことであろうと考えます。
これからの課題
受け入れて、諦めて見守る
私も子供のことでモヤモヤと思うことがあり、師匠に聞いたところ、アドバイスをいただけたのでここでご紹介します。
子供のことに関することは「諦める」ことが大切だと言われました。
「前向きに諦めて受け入れて、見守る」
そしてどんな自分であろうと、自分で自分を褒めて、自分にマルをつける。
「子供に色々言っちゃったな。でも心配したんだよね。マル」と自分に優しくすること。
それを続けてみてくださいとのことでした。
大切なのは「何かを足す」のではなく、「やらない」こと
人は他人を変えたいと思うときに何か新しい行動を付け加えたくなります。
しかしご紹介したような例で、息子さんが望んでいることは多分「過干渉をやめてほしい」だと思います。
なので急いで仲良くなるために、必死に距離を詰めようとすると逆効果です。
一旦引くこと、しつこく言うことを止める(もしくは減らす)ことのほうがむしろ関係性が良い方へ変化する近道になります。
自分のやりたいことにフォーカスする
色々考えてみても、結局「干渉をやめよう」と意識すればするほど「干渉をする」ことにフォーカスすることになります。
脳は肯定と否定を判別することはできないと言われています。
よく聞く「ピンクの像」の話です。
「ピンクの像を想像しないでください」と言われるとピンクの像が浮かんできませんか??
これは脳が否定と肯定を判別することができないからです。
脳は「干渉しないでおこう」=「干渉しよう」になるため、注意が必要です。
なるべく考えないようにするためには自分が夢中になれること、やりたかったことを実行することです。
そちらに夢中になれる時間をなるべく多く増やすことで、楽しい時間が増えて、過干渉がいつの間にか減っていたなんてこともあるかも知れません。
こちらも参考に↓
あとはこちらに私の読んだオススメの本をご紹介させていただきます。
私はこちらを読んで、いかに自分がどう思うのかではなく、子供のことを信頼せずに、他人の目を意識して子育てをしていたかに気づかされました。
終わりに
知人のような状況は受験生の親ならば余計にこのようなことになりやすいと思います。
特にママ友との交流が多かったりするとその話題も多く、色々と考えることが多いのではないでしょうか。
私にはママ友と言える存在はいません・・
同い年の子どもを持つ友人が2人はいますが、それは趣味が似ている等共通点があるためであり、ママ友ではないと思っています。
結構気にしぃなところがあり、色々な情報に振り回されて、比較をして苦しむことが辛くなり、少しずつ同い年の子どもを持つ母親というだけの繋がりの人間関係を減らしました。
自分の気持ちを最優先した結果です。なんの後悔もありません。
子供の受験は子供のもの。ある程度距離を保って見守っていけると良いですね。
コメント
今日のつぶやきも深いですね~!
わたしも通ってきた道です(笑)
まだ今も、気を抜くとヒョッコリ顔を出します(笑)
我が家は双子なので、二人そろって近くの高校に入って欲しかった(笑)
雰囲気もいいし、偏差値もあってるし、大学にも有利そうだし、近いし!
高校のイベントも同じ高校ならひとり分覚えればいいいし!
でも、子供は別々の高校を選びました。
子供自身の高校だし、自分の気持ちは伝えるだけ伝えて、最後は子供の意見を尊重しました。葛藤はありましたよ(^-^;
「受験生の親ならこう思うわよね?」
はい、思うと思うし、思ってもいいと思います(*^-^*)
ただ、そこで、いつまでも思い続けるのは親として成長がないね…ってところでしょうか?
こうした壁にぶつかって、子供のことを真剣に考えて、少しずつ自分の執着を手放していくのが育児=育自なのかな~と。
親の夢やよかれを押し付けるのは愛ではなく、自己満、コントロール欲。
子供を尊重して受け入れるのが愛なのかな~。
自分にそうした気づきがあると、まわりのお母さんの執着もみえてきちゃうんですよね~
それまでは一緒になって「分かる~」とか言ってたくせに(笑)
そうして、一緒に成長できる人とは続くし、そのままの人とは自然に距離ができますよねぇ(^-^;
だって話が合わなくなるんだもの(笑)
気づきって難しいですよね~
自己愛が強いときは気づけないのかな~
人を愛するようになると気づけるのかな~
とにかく気づきは大変なことだと、体験して思っています(*^-^*)
最近は娘との関係で、また母としての壁を痛感中です(^-^;
JKを理解し受け入れることもまた大変(笑)
応援ポチ♬
ハピハピさん いつもいつもありがとうございます。
まぁ、その友人自身もすごく頭が良い人ですし、息子さんもそうなのでしょうし、私とは全く考え方が違うのは当たり前なのかもしれません。
ハピさんの考え方も素敵ですね!
娘さんとの関係。同性だからこそ色々あるんですかね?うちは男子だけなのでまた違うのかなぁ。悩みや思うことも違うのかなぁ・・なんて思いました。
女の子がいるって華やかで良いですね(^-^)