前半はこちら
今回は主に夫との雰囲気最悪だった時期のお話です
モラハラ妻になってからのまつはは その後
そんなこんなで「私ってほんとに不幸」という気持ちを持ち、私はどんどんモラハラ妻になっていきます。
以前にも書きましたが、不機嫌なときに大きな音を立ててお皿を置いたりドアを締めたりなどは当たり前。自分の思い通りに夫が動かないと怒る、そして無視する。
「私ばっかり掃除してる」「私ばっかりごはん作ってる」「私ばっかり我慢してる」
相手が何かしてくれたとしても足りない足りない・・だって私ってこんなに我慢してるのに
言い争いになったら相手に勝ちたい。言い負かしたい。正しいのはいつも私だ。
当時本気でこんな風に思っていました。
もう家は夫にも私にとっても居心地の良い場所ではなくなっていたと思います。
「夫の意見は間違っている」という決めつけ前提の子育て
以前に書いたこともありますが、子育てをしていて悩むことがあり、夫に愚痴を聞いてもらうことはあっても夫の意見に耳を貸すことはほぼゼロでした。
そのうち夫に話しても「どうせ俺の意見は必要ないから誰かに聞いてみたら？」と言われることが増え、「確かにそうかも」と思った私は「意見はいらんから聞いてくれ」」スタンスに変更しました。
そして「会話」ではなく「私が一方的に話しかける」ことが増えました。
でもこの時もまだまだ何も思っていなかったんですよ。私。
私のなかで悪いのは夫で私は全然悪くないんですから（私のなかで）困ったものです。どんな私でも大丈夫だと胡坐をかいていたわけです。
子どものことを相談しても意見は言わせない、しかし子どもにまつわる面倒なことは私が請け負っていました。（宿題関係のこと、書類、PTA関係 本部役員まで受けてしまい、なかなかこれが大変でした）なので私のなかで益々「子どものことは夫には何ひとつ任せることはできない」と強く思っていました。
休日の夫の趣味を認められなかったまつはは
そして夫には毎週末楽しみにしていた趣味のスポーツがありました。自分も楽しんでプレーしつつ、近所の子どもたちと教えることもしていて、非常に楽しそうでした。
ここでも私はイライラします。
私の趣味は週に1回で3時間なのに夫は週末に３時間ずつ２、３回テニスに行くのです。
そしてその間に私が家の掃除をしたり、片付けや子どもの勉強に付き合ったりしていました。
なぜに夫はこんなにも出掛けてばかりで家族をほったらかしなのか、なぜ私ばかり掃除をしないといけないのか。どうして子どものこともほったらかしなのか、家族の時間はどこにあるんだ。
夫にとって内容が違うとしても、私にとってはすべて「夫が趣味で出かけている時間」
そのため夫に詰め寄ったことがあります。
「いっつもいっつも予定がある予定があるって家族で過ごす時間はどこにあんの！？」
「どこかに行きたくても予定も立てられない！！」
「私ばっかり家事してるんですけど！！」
夫から返ってきた言葉は
「どこかに行きたいなら趣味をお休みするけど、どっか行きたいところがあるの？毎週どこ行くの？」（確かに毎週は行かない。お金もかかるし）
「おれの家事（主にお風呂掃除）は合間を見てやるから、ほっといて」
でした。
それでもイライラが止まらない私。夫には私への思いやりがない、好き放題にしている！！のレッテルを貼りました。
夫は自分の趣味に没頭
私に文句を言われまくった夫は外でできるスポーツの趣味の時間を減らしました。
しかし今度は家でできる趣味、つまりはゲームにどんどん没頭していきます。ゲームをする時間がどんどん増え、オンラインで友人をつくり、ゲームしながらのその人たちとの会話が本当に楽しそう・・私と話すときの声のトーンとは全く違いました。あの楽しそうな笑い声を聞くのが辛かった・・
ゲームにハマる夫をバカにしていた私。それが分かっている夫は毎日毎日私が寝るのを待ってはいそいそとオンラインゲーム。
最初はリビングでやっていたものが隣の和室にこもってやるようになり、「今日この映画を一緒に観よう」と提案しても「今日は（というか毎日）ゲームやる約束してるから」と断られ、本当に毎晩夜中（午前2時頃まで）楽しそうにゲームをしていました。
毎日「何時までゲームしてたの？」「やりすぎなんだけど」「何考えてんの！？」と問い詰める私。
あの頃の夫の睡眠時間はめっちゃ短かったと思う。。そして時間も場所も関係なくずーっとスマホでゲームの情報を見たりYouTube見たりゲーム仲間と連絡を取ったり。。まるで私との時間を拒否するようにスマホばかり見ていました。私が話しかけても表情が暗かったです。
そして「一体誰と連絡とってんの？なんの連絡してんの？」
「スマホ見せてよ」も言いました。
渋々見せてくれていましたが。
家にいても家族の時間は皆無でした。それどころかどんどん険悪になり、夫婦の会話は減っていきました。
これはマズイなと思った出来事
離婚を切り出されるとは思っていなかったものの、これは危険だなと思った出来事を二つご紹介します。
①何かのちょっとした用事で夫が出かけるときに「あ、私も一緒に出ようかな」と言ったら「そんなの一緒に行く必要なくない？それならまつはは一人で行きなよ」と言われたこと
②老後どっか私と行ってみたい場所があるかと聞いてみたら「うーん・・特に無いな・・」と言われた
この時に「あーこれは夫婦関係最悪だな」と思ったのを覚えています。
どうやらとにかく私の目がない場所に逃げたかった様子。
ちなみに離婚危機に陥ったのはこれらの会話のすぐ後でした。
夫からの離婚宣言、そこからモラハラからの脱却
離婚危機を乗り越えた話はここでもしていますが、私が最も意識をしていたのは夫ではなく自分が幸せになる選択は何かです。
怒っている自分が好きなのか
イライラをぶつけて文句ばかり言っている状態が心地いいのか
自分は不幸だと思っているけれど、それはなぜなのか。
この時期自分の心の声を聞くことを何よりも意識できるようにしていました。
どうしても夫の態度は気になりましたが、もうゲームをしていても何をしていてもむしろその時間は私自身の時間が取れたと割り切り、夫を追うことをやめました。
あのまま、感情的になったまま責めることをやめず、ずっと暗い状態でいたら今頃は離婚していただろうと思います。
ちなみにこの期間に家事をやたら頑張るとかもしませんでした。
出来ることはしてもらいましたし、食洗器とかルンバとか、文明の利器にも頼りまくっていました。
 | 価格:39800円 |
最初から出来たわけではありませんが、とにかくイライラしそうなことはしない、好きなことをする時間を増やす、自分が笑顔になれることを見つける。ある程度お金をかけてでもやりたいことはやる。
私の笑顔が増えるとともに、夫婦の会話は少しずつできるようになり、夫のゲームの時間は減り、家庭の雰囲気が変わりました。
 |
新品価格 |
人は危機に陥らないとなかなか変われない
夫婦関係に悩んでいた時期も私はまさか離婚になるとは考えていませんでした。
夫から離婚したいと言われ、それが簡単に覆りそうにないと分かったときに初めて本気を出して自分が変わろうと思えました。
この危機が私を変えてくれました。これを読んで「自分と少し似ている部分があるかも」と思われた方で、できれば離婚はしたくないなという気持ちがあるならば一度時間をかけてご自分の気持ちを見つめる時間をとっていただければと思います。
周りで起こっている出来事はすべて自分の責任
前半で記事にした義実家との色々ですが、当時はすべて夫のせいにしておりました。（今は夫抜きで私と子どもで義母と出かけたりする程度には仲良しです）
結局はその場所に住むことを決めたのも、その人と結婚するのを決めたのも私自身です。
一緒に住み始めた当、会社員で一人暮らし歴も長かったので、逃げようと思えばいくらでも逃げられましたし、夫の希望を聞き入れたのも私が拒否をしなかったということもあります。
そして夫も夫で私があまりいい顔をせずに聞き入れたのは分かっていたと思います。夫も私を自分の思い通りにしたかったため、軋轢が生まれたということもあったでしょう。
離婚危機に陥るまでに起こった様々な嫌な出来事はすべて私と夫がそれぞれ選択してきた結果だったのだと今は思います。（夫はどう思っているのかは知りませんが）
そしてあの離婚危機も今になって「私を変えてくれるきっかけになった」と思えるのは、ある程度時間をかけて、私がそう思えるように努力、行動してきたからです。
もしあなたが今現在辛い状況ならば、起こっている出来事を周りのせいにせずに、「今自分がやりたいことは何か」「今変えられるものは何か」に集中してみると良いかもしれません。
↑これセットアップでも着られるらしく気になる。可愛いですねぇ。。プチプラありがたい。
おわりに
今現在は夫はゲームの時間が自然と減りました。スポーツはある程度好きなだけしているのではと思いますし、私も自分の趣味に没頭しています。
子どもや夫に集中する時間が減り、今はとても気持ちが楽です。
この危機で自分を変えられたため、長男の受験もあまり深刻にならずにすみました。気持ちが楽で最高でした（笑）
あぁまだ次男が控えておりますが・・
これからも自分の好きなことに集中して、笑顔で過ごせる日々が増えていくように過ごしていきたいと思っています。
コメント
いい！
やっぱりまつははさんのつぶやき、いい！
わたしも挫折をして、自分をみつめたからこそ、まつははさんのつぶやきが分かります！
そう…
自分自身の考え方のクセ、これが問題なのです(^▽^;)
わたしも夫を生理的にダメな時期があり、今でもあるけど(笑)、それなら離婚するの？って自分に問いかけたのです。
離婚するほど悪い人ではない、と冷静に考えて、それならこの人と暮らしていくんだから、毎日イライラしていたら自分が残念じゃない？って気がつけました(笑)
「気づき」ですよね～気づきはすごいです！
それから「やさしさ探しの修行」をはじめましたが、これはほんと自分のための修行です。
自分が心地よく生きるためにどうしたらいいか。
夫にイライラするなら、イライラしないためにはどうしたらいいか？と考えるようになりました。
夫がイライラさせる、夫が悪い！から、視点が切りかわったのですね(*^-^*)
これがきっと、執着を手放す～とか、視野を広げる～、ということなのかな
みんなもっともっと考えよう(^O^)／
応援ポチ★
ハピハピさん
ありがとうございます。
ほんと、気づけたことで楽になれた部分がたくさんです。
自分がどうするか の視点大事ですよね。
あの人のせいにしてしまう感情、ほんと怖いですよね。自分は全然悪くないと信じてましたし（笑）
ハピハピさんはもはや私より完成されていると思うので、ほんとすごいです！